中年期以降、おじさんおばさんになってくると、平坦な場所でつまずくということが起きてきます。
(ときにはつまずきすぎる3歳時も来院されます。)
「足があがってないからだ!」
「筋トレが必要だ」
「スクワットが効果的だ」と鍛錬に走る傾向がある用に感じますが、
お身体の状態によってはむしろそれは逆効果かも知れません。
「ズバり原因は○○でしょう!」という一因決めつけは本質を見落とすことになりがちです。
単なる運動不足であればそれでも良いのですが、そう単純でもない場合もあるからです。
パワーの問題だけであるかのように言われることがありますが
実はテクニックや構造の問題であることがあります。
なぜつまずくのか?をまず考えてみます。
つまづきやすい方の特徴
・運動不足であしがあがってない
・運動過剰で足があがってない
・内股あるきの癖がある
・歩き方が雑である
・ドシドシノシノシ強い踏み込みをする
・足首、膝、股関節にねじれ傾きがある
・趾(あしゆび)が浮いていてグリップできてない
・・・こうしてみると、構造や習慣やテクニックの問題の場合があることをご理解いただけますでしょうか?
座り仕事や立ち仕事で足腰の同じ筋肉を静的に使い続け「不随意に収縮」する癖がついている場合、足にブレーキがかかったままに動作することになりますから、思ったよりもつま先があがっていなくてつまずいていることが多いようです。
そうした場合は鍛錬よりもむしろリリースが最重要なのです。筋トレに走るよりもストレッチやヨガのほうが優先されるべきでしょう。鍛錬はまずはブレーキを解除してニュートラルな状態を作ってからトレーニングすることが大切ですね。
それでも躓く場合は、骨格の構造になにか問題を抱えている疑いもありますので、アライメントを調整する矯正を行い、日常の立ち方、座り方、歩きかたのコツを身につけることが大切です。
当院ではお身体に不調のある場合、その原因を本質的に掘り下げて必要な矯正を行い、日常動作レベルから改善する指導も行うことができます。単なるほぐし店・リラクゼーション店とは異なります。