みなさんこんにちは!整体師の村井雅紀です。あなたは寝違えになったことはありますか?
・朝起きたら首がまわらない
・振り返ることができない
・少しでも首を動かすと首に激痛が走る
・枕を変えても繰り返すことがある
腰にぎっくり腰があるように、首には寝違えがある。整体にかかる二大急性症状といっても良いかも知れませんね。

整形外科のテキストには椎間板の問題や椎間関節の問題の可能性が示唆されているが原因は特定が難しく一週間程度で収まることも多いと書いてありますね。そう、一週間か一〇日は苦しむことになり、収まったとしても再発することがままあるので厄介ですね。

実は寝違えをする方にはいくつか特徴があります
・足腰や肩の緊張もそもそも強い
・仕事や家庭で重圧をかかえている
・仕事や運動で重圧をかかえている
・そもそも我慢強くて重圧をかかえている自覚はない
・筋肉に強い負荷をかける習慣がある
・力強く頑張る傾向がある
・筋力が極端に弱いのだが物理的精神的にストレスが続いている
・・・意外と無自覚にストレスにさらされている方が多いです。自覚がある方は寝違える前になんらかのストレス解消を行っていることでしょう。
「借金で首がまわらないよ」なんて言葉もありますが、もちろんストレスを自覚しているけど、やらざるを得ない仕事に追われている方も限界を超えると首が動かなくなりますね。
頚椎を囲む筋肉群が攣縮(筋スパズムもしくは不随意収縮)している状態ですね。
さて人の身体はどうしたら首が動かなくなるのか?寝違えた方の全身を診てわかることは「全身が緊張しきっている」ということなのです。特には上腕部・大腿部・大胸筋・広背筋などの体幹に近い大きな筋肉が限界いっぱいに持続緊張をしてしまって遊びがないのです。
ですから整体としてはそうした大きな筋肉の緊張を解除してから、頚椎周囲の顎関節や肩甲骨の動きを引き出して幹部の負荷をはずし、幹部にリラックスと血液循環が及ぶようにしていきます。
予防としては、体幹に近い大きな筋肉をよく緩める体操や、頚椎周囲でいえば顎関節や外眼筋の緊張を緩めるエクササイズをまめに行うことです。
頚単体に問題があるというよりも、全身の過剰な緊張の結果ですね。