手足のしびれについて
手先がしびれる
しびれが気持ち悪くて仕方ない
小指側と親指がわで感じ方が違う
力が入りづらくものを落としてしまう
腰からお尻までしびれている
太ももから脛、足先までしびれている
座骨神経痛と言われた
痛みとしびれで熟睡できない
外科手術あとしばらくよかったが再発してしまった
わたくしどもが対応できるのは、
脳実質に異常はなく、脳神経外科的な問題はない場合についてです。
頭痛、めまい、吐き気、呂律がまわらないなど症状が重なっている場合は
医療機関での受診をすすめる場合もありますが、検査しても異常がないと言われた場合は
気質的な問題ではなく機能的な問題(カラダの働きの問題)ということになります。
脳神経的な異常がないのであれば、それは背骨(頸椎、もしくは腰椎)の問題か、
しびれが発生している部分の近くから背骨までの筋肉の過剰な緊張からきている
場合がほとんどです。
過剰な持続的な緊張から頸椎や腰椎の動きが悪くなり、神経の緊張が高ぶったままで機能不全になる場合もあり得ますし、
背骨の動きやしなやかさは十分にあるのだが、肩や腕、もしくは腰や足の筋肉の緊張が過剰で、血管を圧迫し血流不足で
しびれているケースも大変多いものです。長時間正座をしていると足がしびれたり冷えてくるのと同じように、筋肉の過剰な持続的な収縮が
血管をつぶしてしまい血流不足を招き、酸素の供給がたりなくなるためにしびれとしてアラームがあがると考えられます。
頸椎では斜角筋、腰部では梨状筋の緊張が特に顕著なトリガーになりやすいですが、それらの筋肉にリンクする筋肉群を丁寧に弛緩させることが
不快な症状の解消に重要であると同時に、再発予防のための日常動作の改善も大切になってきます。
頸椎ヘルニア、脊柱管狭窄症、骨棘形成などとの診断があったとしても脳実質に異常がなければ回復することが少なくないのは、
筋肉の過剰な緊張が緩和して血流の滞りがなくなることで酸素が供給されることによると考えることができます。施術は成功したけれど症状はとれなかったり、
施術後しばらくして再発した場合も筋肉の緩和操作で症状がなくなってしまうことはよくあることです。
当院では、脊柱のスプリングテスト、筋肉の不随意収縮の状態をよく調べたうえで、その緊張の緩和を図り血流を回復させていきます。
年齢や仕事量、生活習慣によって回復期間はことなりますが、順当で1~2か月間、長くても3~4か月でほとんどのしびれは解消しています。
大切なのは初期の集中的な手当てと、セルフケア、生活習慣の改善になります。