みなさんこんちは!あなたは長座や正座をらくらくできますか?膝や腿がつっぱって、椅子ではないと座れないということはありませんか?
子供のころはできた座りが大人になるとだんだんできなくなる場合があります。もともと正座の習慣が無い欧米人には正座はあり得ない不思議な座り方のようですね。
40代~50代の方男女で長年正座ができない方や長座ができないかたがご
来院になることがあります。
そして、たいていの場合は3~5回の施術で正座の形はとれるようになります。10回もやっていると安定して座れるようになるものです。整体の施術によって柔軟性を回復させることにとどまらず、当院では古武術の身体技法を取りいれて重心の起き方や関節の使い方のコツをシンプルにお伝えしているものです。
「生まれつきカラダが固いんです」なんて声を耳にすることもありますが、考えてみてください。出生時にカラダが固い赤ちゃんってよほどの特殊な場合を除いてはあり得ないと思いませんか?乳幼児で身体が固いこどもっているものでしょうか?
床すわりやしゃがみ込みが日常動作に普通にくみこまれていたのが日本人の生活様式でしたが、次第に欧米の生活様式が浸透してきて正座の機会が減ってきたり、しゃがみこみ動作がへってきたために、股関節・膝関節・足関節が委縮してきたと考えるのが妥当なようです。
正座での法要、正座での食事、しゃがみこんだり、のびあがったりの布団の始末、和式トイレでのしゃがみこみ、草履の生活で脚をあらったり拭いたりのしゃがみ込みどうさが日々の柔軟で粘り強い日本人の足腰を鍛えていたのです。
今から昔の生活様式にもどることはむつかしいのですが、日常生活の中でちょっとしたコツをつかむ動作や意識をとりいれることによって、楽々とすわったり立ち上がったり歩きまわる生活はとりもどせるものなのですよ。