みなさんこんにちは。皆さんは身体の歪みを気にすることはありますでしょうか?
顔の歪み、骨盤のゆがみ、背骨の歪み・・・などなど。

「接骨院で骨盤が歪んでいると言われたので来ました」
「産後なんですけど歪んでいないか見てください」
「姿勢が歪んでいるのですが直りますか」
「左だけ違和感があるのですが歪みのせいですか」
などなど歪みについてのご要望ご質問をお受けすることも少なくありません。
昔、わたしが整体を始めたころは
・ほほ杖をつくから歪む
・足を組むから歪む
・鞄を片方ばかりかけていると歪む
・テレビを置いている位置で歪む
・楽器の演奏は歪みのもとになることが多い
なんて歪みの原因を並べ立てて
左右均等にバランスよく使うことで歪みを減らし
歪みがなければ健康になれるかのような話が多かったように思います。
今でも本や雑誌やテレビ番組でもそのような話が展開されていることがあります。
臨床経験がそれなりに豊富になり、ヨガや武術に親しんで身体についての理解が深まってくると
歪みについての見方考えかたも変わってきましたので、今日はそのことについて書きます。
そもそも人間のカラダは左右非対称である
・肝臓の大きさは左右で違います
・腎臓の位置(高さ)左右で違います
・心臓の筋肉は左右で役割が違います
・利き腕と補助腕があります
・軸足と利き足は違います
・利き目があることはよく知られています
・顎の筋肉も左右で強さが違うことがあります
主役とわき役があるからこそ発揮されるパフォーマンスがあります
軸足と利き足
利き腕と補助腕
左右不均等であるからこそ出せる結果がありますね。
例えばテニスプレーヤーは補助腕でひきつけて
利き腕を大きく振り出します
水泳は左右均等の運動のように言われますが
水泳の国体選手でも左右で筋肉の大きさは違います
より力強くリードする手足とフォローに回る手足が自然とあります。
均等であるように気を付けるストレスの方が害になるかもしれません
もちろんあまりに偏った使い方はダメージなることもあるでしょうが、
気にしすぎるあまり、苛立ったり、仕事に集中できなくなることのほうが
よほど問題かもしれません。
著名なオリンピックのメダリストにも背骨や骨盤の歪みを抱えている人がいます。
歪みがすべて悪であり、パフォーマンスを下げるものではないことを
わたしたちはもっと知っておいてもよいのだと思います。
歪みを抱えていたとしても身体がしなやかでダイナミックに機能していれば
結果は出せるものなのですよね。
歪みの姿勢が問題なのではなく、根を詰めて同じ姿勢であることのほうが不健康な状態に陥ります。
どんなに正しい姿勢であったとしても同じ姿勢を持続していれば過剰な緊張が持続して血行不良や
浅い呼吸になってしまいますから。
適度に脱力した自然体でときおり態勢を変えたり、動きまわることがむしろ大切ですね。痛みなく快適な毎日を過ごすためであるならば。
わたしたちが歪みに対して精緻にとりくむとしたら、趾のゆがみ、足のアーチの崩れ、外反母趾、内反小趾などです。これらは全体の構造にひそかに影響が大きいからです。基礎・土台は実は足首から先にありますから。
快適なカラダと余裕のこころで豊かな毎日を!
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