痛みとはなにか?
痛みとはいったい何でしょうか?なぜ痛みが起きているのでしょうか?
何かいけないことをしたことへの罰なのでしょうか?
カラダに何かとんでもない異常が起きたのでしょうか?
それとも・・・。
突然起きる「急性の痛み」と、
3か月以上~長年の付き合いになってしまっている「慢性の痛み」。
急性の痛みだと「ぎっくり腰」や「寝違え」が代表的なものですね。

「慢性の痛み」としては「肩こり」「腰痛」が一般的になじみがあるものですね。
他にも「手首の痛み」「足裏の痛み」「膝痛」「股関節痛」「頭痛」「胸の痛み」などなどきりがありません。
明らかな打撲や切り傷などの外傷はここでは除きます。また、潜んでいるかもしれない内臓疾患などの気質的な痛みものぞきます。
それらは止血や消毒などの手当て、医療機関での検査や医師の診断や治療が必要となってきますね。
ここでは機能的な問題で起きている「痛み」について少しまとめます。
機能的とは…
「カラダの働きによって」起きていることだと
思ってください。
痛みは「カラダの不調を知らせている」「無理が重なりすぎたことを知らせている」カラダからのサインだというとらえ方をして、
自らの生活習慣や働きぶりの無理や無駄を見直す機会とすることも大事だと思います。
生理学的には何が起きているのかを知ることも大事なことです。的確な対処をするためにそれは必要なことでもあります。
急性の痛みは実はひそかに潜伏して顕在化していなかった慢性疲労が背景にあることが多いようです。忙しすぎたりテンションがあがっていたり・・・

無理が重なって感覚がマヒしていたり、もともと我慢強かったりして「痛みとしては意識にのぼっていなかった」けれど考えてみると
休みが足りてなかったり忙しすぎたり、そういえばなんとなくだるいなとは感じたりしていることも多いです。
もしくは急激なストレスにさらされた場合にも置きます。
それは物理的なストレスだけでなく心理的なストレスも含まれます。
・溜まりにたまったストレスからくる組織の緊張が限界を超えて筋繊維や靭帯もしくは腱などの軟部組織の一部が微細な断裂を起こした場合
・それまでは意識にのぼるほどでもなかったが発痛物質の発生がじわじわと起こりつづけ我慢の限度(痛覚閾値)を超えてしまい痛みを感じはじめた場合
前者はいわゆるぎっくり腰や寝違えの痛み、後者は五十肩やひざの動作痛などに多くみられることですが、その違いは実はあいまいなものかも知れません。
個人差もあり、明確に区別できることでもありません。
・運動不足などにより血流が滞り、老廃物や発痛物質の代謝が不十分な場合。
ということもありますね。
何らかのストレスが組織に過剰にかかり続けると、カラダは防衛的な反応や治癒のために発痛物質ブラジキニンや発痛増強物質プロスタグランジンなどを発生させます。
これらは痛みやむくみを引き起こしはしまずが、活動量を下げさせ、血圧や心臓の働きを安定させる働きもあります。何かの罰というよりは恒常性を保ち回復をはやめる役割であると認識したほうがよさそうです。
発痛物質はアラームであり、サポーターでもあるわけです。現代人の痛みはがんばりすぎるほどに頑張った証である場合も多いようです。
基本的な対処としては
必要な栄養と十分な休養と睡眠をとって回復をすすめること
鋭い痛み激しい痛みが続く場合は薬剤やアイシングによって適度に消炎鎮痛を行うこと
鋭い痛みが緩和したら穏やかな運動や深い呼吸で代謝をあげることも実は重要です
・・・痛みの質や原因、経過によって適切な対応をすることが必要になってきます。
カイロプラクティック整体では
痛みを感じている組織が損傷したり炎症が起きている箇所を特定し
その原因となっているトリガーやフィクサーを明らかにし、それらをリリースしていきます
トリガーが発生しにくい簡単な体操やカラダの使い方を指導し、再発を予防していきます
神経が高ぶり過剰な緊張が持続してスパズム(不随意収縮)を起こしている筋肉を緩和して血流を高めます
神経的な緊張を開放するように背骨の調整をしていきます
神経や筋肉の緊張をやわらげるセルフケアを指導しています
緊張を起こしにくい自然体の座り方、立ち方、歩き方を指導しています
ご自身のお身体に備わっている回復力が自然と発揮されやすいように
お身体をニュートラルな状態にもどすことがまず第一だと考えます。
もちろん、適度な運動やレクリエーションは疲労回復やストレス解消そして回復力の増強に必要なことですが、まずは過剰な緊張状態からお身体を開放することが優先されることもありますので。筋肉も骨格も神経系も、すべてが本来の機能を回復できるように。
また、半年から数年にわたり、あらゆる治療を施しても回復しない慢性疼痛は「脳が痛みを記憶してしまっている」「不安・恐れ・疑いなど複雑な感情がからまっている」特別な状態にありますので、物理的短期的局所的な対応では良い経過を望めない場合があり、また別のアプローチ(認知行動療法など)が必要になってくることもあります。
カラダが快適になり、こころに余裕を持てる毎日でありますように!
カイロプラクター 村井雅紀
=========================
腰痛・肩こり・手足のしびれ・産前産後のケアなら
東急目黒線 武蔵小山駅から徒歩3分
東急目黒線 西小山駅からも徒歩10分
TEL 03-3788-1616『ブログを見て…』とお電話ください。
受付時間 平日10:00~20:00 土日祝10:00~18:00
お問い合わせフォームは年中無休、24時間受付中です。
ご質問・ご相談だけでもお気軽にどうぞ。
=========================