みなさんこんにちは。整体師の村井雅紀です。今日のお題は『股関節』です。
「股関節の痛みは骨に問題があるからでしょうか?」という質問をいただくことがあります。
確かに骨に決定的な問題があるケースと、骨にも変形や変性が認められるけれどもそれが本質的な問題ではない場合がありそうですね。
当院には3歳から90歳代の方までご来院されますが、股関節の違和感・痛みは女性に多いようです。
それは男性と比べて筋肉量が少ないことに加え、骨格構造的に関節のくぼみが浅くできていて可動域が大きいために、周囲の筋肉の負担がどうしても増えてしまうことと、妊娠・出産・育児と足腰の負担がかかる時間が多いこと、さらにはハイヒールなど足元のおしゃれのために無理な体勢を強いられることもあります。
ハイヒールにしても、妊娠でお腹が大きくなることにしても、産後の抱っこにしても重心が前かわに偏りがちになりますので、膝から骨盤をつなぐ大腿部の筋肉の緊張が持続してしまい、膝や股関節の遊びを奪ってしまいますので、その状態で動作すると痛みや違和感があらわれていきます。
痛みの引き金となる、大腿四頭筋や腸骨筋・大腰筋などを調整して、関節の余裕を回復させたうえで、正しい立ちかたや足の運びかたをコーチして、みなさんの症状の根本改善を図ります。
緊張が強い筋肉がある反面、弱くて支えが弱っている筋肉がある場合もありますので、その点についても1分程度、日常生活のシーンでできる強化体操をアドバイスすることもあります。
そり腰や猫背、O脚や外反母趾・浮き指が根底の問題であることも少なくないので、姿勢評価も大切にしております。
対処療法と根本改善をバランスよく提供して、自然治癒力が発揮され、元気で快適な毎日が送れるようにしていきますね。