身体は末端を調整することで脱力しやすくなります。下半身を安定させることで上半身のリラックスを導きます。深呼吸をすることで自律神経が整います。いくつか当院でご指導している内容をメモしますのでご参照なさってください。
1. 爪もみ
手の指すべての爪の生え際をつまんで10回ずつもみます。自律神経を調整し肩・首・眼の緊張を解消していきます。朝晩ベッドの上や入浴時、電車移動時などに。
2. あしづかみセラピー
趾(足ゆび)の握力を回復することで、下半身が安定します。その結果、肩首の緊張を減らすことになります。はじめは腰掛けて、なれたらベッドの上でもできます。
3. 脱力呼吸その1
鼻の奥の方(喉と鼻のつなぎ目あたり)で呼吸するように心がけます。5秒づつ吸ったり吐いたりします。なれたら3秒吸って2秒間とめて10~15秒しっかり吐ききるようにします。緊張が強いときは、先に背伸びして大あくびをしてから深呼吸します。
安定した深い呼吸は自律神経を整えるうえでとても大切です。
4. 水をもぐもぐ飲む
背伸びあくびとともに大事なのが「水をもぐもぐ」飲むことです。顎関節をまめに動かすことが緊張解消につながり頭部の血行を促します。
5. お尻と腿の体操
お尻を締めて内ももをしっかり寄せます。全力で3秒間を10回で1セットです。
下半身が安定し歩きやすくなり、冷えむくみ尿もれガスもれの予防になります。
6. 脱力呼吸その2
脱力呼吸その1になれたら、頭から吸い込んで背中に息を通して、腰まで下ろしてから、踵から吐き出すとイメージしていきます。仰向けに寝て行います。
7. 脱力呼吸その3
床に立って行います。踵から吸って腰まであげて吐きながら肩のちからを抜きます。ゆっくりゆっくり呼吸します。10回程度。
呼吸はひとによって深さ長さの違いがありますから、実際にご来院されて様子をみながら間隔のとり方をご指導するようにしています。