先日品川で開催された腰痛治療の権威中の権威である、福島県立医科大学の菊地臣一先生の講演会に参加してきました。医師として治療の最前線に立ちながら海外の大学でも活躍されて、常に腰痛患者さんの立場に立って最新治療と最新研究をつづけてこられた先生のお話はとても心にしみるものでした。
分子レベルの研究のいきつく先は真逆の複雑系の研究だった。
証拠に元ずく医療をつきつめていくと対話に元ずく医療を追求するところに辿り着いた。
医療は常に異端の歴史。
常識を疑い革新をつづける。
・・・120枚にも及ぶスライドショーで世界の医療の論文のなかから先端情報を提供してくださった上でのお話でした。
日本の現在の医療が抱える問題点や現場の医師への期待や心がけなど、地域医療を実践するまちの一人の優しいお医者さまの目線で語られる先生。
先生の著作はいずれも腰痛治療のバイブル的な存在です。いつもつねに常識を覆す革新的で本質的、科学的なものを書かれてこられたそうです。
腰痛に対して疑問が解けないかた、は是非ご一読をおすすめいたします。